Staff Story

インタビュー実施:2024年5月

求められるものを汲み取る力を培えば、お客様との信頼関係が築ける。だから接客業は楽しい。

川口未来 
SARU -Apero Bistro- 所属(ホール担当)
 
2019年4月入社

「東京スイーツ&カフェ専門学校」卒業。卒業前からSARU白金店にてアルバイトを開始。それが人生初のアルバイト経験となる。
4月より新入社員として同店に配属され、ホール業務を主に担当。その後LODGE BISTRO SARU(学芸大学)での勤務を経て現在の店舗へ移る。スタッフの中でも妹的存在で個性を発揮。

自分の個性を磨いてくれる職場と出会う

―川口さんは現在入社6年目でホールでの接客をメインに活躍されていますが、この会社に入社を決めた理由からお聞かせください。

私は製菓の専門学校に在籍しており、就職活動の中でいくつもの店舗を訪問したり現場体験に行きました。その中には商業施設内にある店舗や大型店舗、街の小規模なお店もあったと記憶しています。その経験を通して、私自身は商業施設の大型店舗より、働く人の個性が活きるような体質のお店や企業に惹かれました。
そんな時にこの会社を紹介されました。早速学芸大学のお店に食事に行ってみたら偶然現場に猿田社長がいて、就活中の旨を伝えたらとんとん拍子に採用が決まったんです。2018年10月のことでした。

―それまで数社の店舗を周る中で、SARUのお店は就職先として惹かれるものがあったということですか。

そうですね。猿田社長と話した時に安心感がありました。こういう人が社長の会社なら面白そうだな、と。学校卒業前から当時あったSARU白金店でアルバイトを始め、小規模のお店の居心地もスタッフ同士の関係性もそこに来るお客様も、お店全体の環境に自然と馴染めましたね。
職場体験で訪れた商業施設内の店舗はスタッフの数も多いからこそ機械的な仕事のスタイルがあります。私自身はそれに合わないと感じたので、自由度が高いSARUの雰囲気は気に入りました。

―調理の専門学校にいたけれど現在はホールで接客をしていますよね。
入社後もキッチンではなくホールに配属されていますがご本人の希望ですか?

はい。もともとはパティシエを希望していましたが、基本的にパティシエはひとり黙々とこもって仕事をします。人と関わることが好きな私は職人タイプではないと気づき、接客をしたいと思うようになったんです。だから就職先を探す時もホールへの配属を希望していました。

SARU白金店はわりと年配の常連さんが多いお店で、その方々が、幼くて未熟な私のことを娘か孫のようにあたたかく見守ってくれたことが嬉しかったです。たくさん失敗もしましたが、お客様に優しく受け入れてもらえたことで、この仕事を好きだと思えたし、やりがいも得ることができて4月の入社が楽しみでした。

接客方法に悩むコロナ禍を経て、自分なりのスタイルができていく

―入社後はそのままSARU白金店へ配属され、一年後にSARU学芸大学へ異動となりました。職場環境の変化には順応できましたか。

学芸大学に異動した時はコロナ禍に突入した時期で、通常営業はお休みとなり接客する機会はしばらくありませんでした。営業が再開して、白金店と学芸大学店の客層がかなり異なることに気づきます。白金店では常連さん達に支えられて楽しく接客ができましたが、学芸大学店のお客様は若い方も多い。スタッフとの会話を楽しみたい方ばかりではないことを知り、接客のさじ加減がまだわからずに戸惑うことも多くありました。

―学芸大学店に異動し、白金店で習得した接客方法を活かしきれない、という壁にあたったんですね。それは克服できましたか。

正直言うと克服する前にまた白金店に異動になったんです。今振り返ってみると、学芸大学店ではコロナ禍の影響で会話を極力控えなければならず、お客様も私自身もコミュニケーションを自然と慎もうとする心理が働いていたかも知れません。
自分の個性を活かして仕事をしたいと思う私にとっては、コロナ禍での接客業は試練だったように思います。

―そこから川口さんにとって3店舗目となる自由が丘店へ異動し現在入社から6年目となりました。ホールスタッフとしてすっかり頼りにされる存在になっていますが、今現在の仕事に対する思いを聞かせてください。

ホールの仕事にはある程度の自信を持てるようにはなりました。臨機応変にお客様に応じた接客スタイルで対応できるようになってきています。会話を楽しみたい方なのか、距離感を大事にしたい方なのか、ワインについての会話を深めたい方なのか、そういったものを少しの会話からつかみ取れるようになってきました。

接客を通してお客様と信頼関係を築けて、またそのお客様がご来店してくださる時、この仕事の面白さと充実感を覚えます。お客様が求めることを見極めることからその信頼関係は生まれますし、それは6年間の日々の積み重ねを通して掴んできた感覚です。一人一人求めているものは違い、それをできる限り汲み取って、その方が喜んでくれるような接し方を心がける。経験することでしか増やせない接客ノウハウの引き出しの数と幅をこれからもどんどん増やしていきたいです。

―その感覚というのは誰かに教わるものではなく、自ら失敗なども経験しながら体得していくものかもしれませんね。

そうですね。最初の頃はスムーズにコミュニケーションがとりにくいお客様やわからないことを聞かれた時など、どうして良いかわからず笑ってごまかしてしまうこともありました。ただ毎日色々な方々と接する中で、人によって心地よい距離感が違うことや、わからない時は「わからないので確認します」と正直に伝えれば良いことも学びました。
この自由が丘店に来てからはもう笑ってごまかすようなことはありません!そして出会うお客様の数が増えるほど、知らない方々と話すことにも抵抗がなくなりました。
気難しそうな方でもこちらが焦らずゆっくり心の扉を開けるよう接しているとどんどん打ち解けて仲良くなれることも結構あります。そういったところにもこの仕事の面白さを感じます。

―飲食店の接客はコロナ禍を経て変化している気がします。スマホでオーダーから決済まで完結できるお店も増え、店員さんと話すことを嫌がる方もいると聞きます。それについてはどう受け止めていますか。

まさに接客する側のバランス感覚だと思います。先ほども話したように相手のニーズやタイプをいち早く見抜く力は今後接客においては重要なスキルのひとつになるかもしれません。ただ接客が好き、というだけでは通用しない時代になっていることは感じます。自分なりのバランス感覚が身についてくると仕事のステージもひとつ上がって、さらに接客業の奥深さに気づけるのかな、と。

良好な人間関係がもたらす好循環

―仕事自体のやりがいと同時に、お店のスタッフ皆さんの関係性もとても良さそうに見えます。そういったところも仕事の楽しさにつながっていますか。

はい。ここのスタッフの皆さんとはどんなことでも話せる関係性で気心知れた同志だと思います。そんなメンバーと日々仕事ができることは職場環境としては理想的ですよね。日々の仕事もやりやすく情報共有もスムーズです。

―どういうタイプの人がこの会社には合っていると思いますか。

コミュニケーション力が高いに越したことはないと思います。それは自分の主張を相手に押しつけるのではなく、相手やその場が今どんなことを感じているかを想像する力です。どの店舗も少数で回しているからこそ、相手の立場に立って考えたり、知らないことを学ぶ姿勢、一歩先を想像する力というのが大切だと思います。

ライフステージに応じた柔軟な働き方を可能にしたい

―ここからは女性として飲食業に従事することについてお聞きしたいのですが、現在25歳の川口さんは今後もこの仕事を続けていきたいと考えていますか。

まさに今、自分の将来像について思いを巡らせています。すぐに結婚の予定があるわけではありませんが、ご縁があれば家庭を持ちたいです。そして私はやはりなんらかの形で接客の仕事を続けたいと思います。そうなった時は今のように夜遅くまで働くことは難しいかもしれませんが、その時々の自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能なら、ずっと続けていきたいです。

―確かに特に女性は、結婚、出産、育児といったライフイベントとの両立が難しいこともあるかと思います。川口さんは飲食業におけるその課題を解決する方法はあると考えますか。

勤務時間の融通を効かせることだと思います。夕方くらいまでなら働きたい女性はけっこういるのではないでしょうか。そもそも飲食業従事者が減っていますが、状況の改善には給与面の見直しも重要な要素だと思います。拘束時間が長くて給与が安い、となれば人は集まりませんよね。
女性でも男性でも、その人の人生設計に寄り添ってくれる柔軟さがある企業で、尚且つ待遇面が整っていれば、人も集まるだろうしそこで働き続けたいはずです。

その点この会社に対して私は満足しています!給与面でもお休みも、同業他社と比較するととても良い条件ではないでしょうか。それはこの会社の強みであり魅力のひとつだと思います。

―そうですね。ひとりひとりのライフステージに応じた対応をすることを企業が示すことでスタッフも安心して働き続けたいと思えますね。川口さんの仕事のモチベーションはどんなことですか。

シンプルですが、やはりこの仕事が楽しい、ということです。毎日「楽しいな」と思いながらやれることこそ、私の仕事のモチベーションです。あとは「今日頑張れたらハーゲンダッツを食べよう!」「今日の売上は良かったから○○食べよう!」とか、そんなささやかなご褒美を用意することも案外モチベーション維持につながります。

また、この自由が丘店ではホール業務に加えてキッチン業務も担うことがあります。もともと料理が好きなので、接客も調理もできる今の環境にはとても満足していますし、やりがいもあります。

―今後の目標はありますか。

目標というものではないかもしれませんが、自分の人生設計として、結婚をしたいと思っているし、結婚して家庭を持っても仕事と両立したいと考えています。仕事の面では今と変わらず楽しみながら働きたい、それが今の望みです。

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募集要項

正社員・アルバイト

※以下は東京都内の店舗の内容です。

雇用形態 ◎アルバイト
時給1,200円(未経験者)
時給1,350円~(経験者)

◎正社員
希望の労働時間を選択し、能力、職務に応じて給与が異なります。
※全社員、所定労働日数は22日/月となります。
勤務時間 以下①~③から希望の勤務時間が選べます。

①ショートタイム社員
労働時間210時間相当
※定時を超えた場合は残業代あり
※時間と日数の組み合わせ応相談

②ミドルタイム社員
労働時間240時間相当
※定時を超えた場合は残業代あり

③フルタイム社員
労働時間270時間相当
能力・職務・月給 ※月給はいずれも定額残業代、定額深夜代込の金額です。

Ⅰ.未経験者・それに準ずる
Elementary Craftsperson
初級社員
Ⅰ-① 24万円
Ⅰ-② 28.5万円
Ⅰ-③ 33万円

Ⅱ.2年程度のレストラン勤務経験者能力がある
Intermediate Craftsperson
ウェイター、副料理長
Ⅱ-① 26.7万円
Ⅱ-② 31.4万円
Ⅱ-③ 36万円
※目安として、
キッチン:一連の仕込、火を使う仕事ができる
ホール:ウェイターとして最大ピークタイムに切り盛りができる

Ⅲ.店長、料理長、職人
Manager / Chef / Craftsperson
※必須条件として、
店長:ソムリエ資格・最低限の英会話能力
料理長:自店舗メニュー開発
職人:1つの分野における特筆した能力
Ⅲ-① 30万円
Ⅲ-② 35万円
Ⅲ-③ 40万円

福利厚生

・社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
・交通費支給
・お子様の健康保険代全額会社負担

その他

・随時上長との目標設定、目標クリアによる昇給が随時あります。

応募書類

・履歴書
・職務経歴書

以下のエントリーフォームからご応募ください。


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